【毒母・私のママは世界一】非毒親育ちによるネタバレ作品解説

ネタバレ感想

毒親がテーマになっている『毒母・私のママは世界一』という漫画があります。

その内容は、エグい話をそのままストーリーにしたように見えて、まず読んだ人は果たしてそんな親本当にいるかなと思ってしまうかもしれません。

一方で普通の親子では有りえないショッキングな内容を表現して、読者の興味をそそるという手法で、読者としてはもしかしたら本当にそんな親がいるのかもしれないとも思えるでしょう。

そして、我が子に対して実際の子でないようなそぶりを見せる毒親ですので、『毒母・私のママは世界一』という表題には、ある意味のアンバランスさが隠されています。

読者の中には、毒親に関して、否定的な感想を持つ人もいるようです。

そこでテーマになるのが、「毒母 私のママは世界一」の中での、世界一と思ってしまう、その子供からの視点です。

子供でさえわかるような、あまりの過保護と潔癖とも言える親の態度に、違和感を感じるような点も多いのですが、実際の作中では親の羞恥心のなさに疑問を感じるくらいの表現にとどまっています。

ですので、子供からしたら毒親とは言え、保護をしてもらっているという点で『毒母・私のママは世界一』という表題の表現なのでしょう。

作品としては、こういった親というのは、よくないので、自分は改めようという手法の作品です。

そして、そういった反面教師にならないようにという戒めになっています。

実際に毒親を持っている人にとっては共感できるものですし、そうでない人にとっては、自分はこうならないでおこうと思えることでしょう。

ただし、純粋に子育てをしている層からすれば、確かに、納得いかないという場面があります。

しかしこれらは、読者の反感を買う描写だと捉えるのではなく、そんな母親、父親、毒親になってはならないという戒めをもって、読んでみると価値があるものです。

『毒母・私のママは世界一』の設定上、母親は美人を演出するタイプとして、描かれます。

そして、夫との関係も不自然であったりするのですが、体裁を保とうとしているにしても、子供に対する過保護さは不自然なものです。

ただし、保護という点においては、確かに保護者としての最低限の責任を果たしているようにも見えます。

つまり、お金の面においては、子供のためになっているとは言えないまでも、子供に尽くしている場面はあるのです。

そして、子供に対して、なにかの嫉妬心を抱いているというものが、読者の毒親に対する、疑問点として残ります。

この漫画の中では、嫌なものを見たいという、なかばドラマとしてのありえない設定がメインにはなるのですが、それでも、子供の方から世界一と言っている点が、とても興味を惹くのです。

つまり、まだあどけない子供の純粋な心が、読者の興味をそそっているのでしょう。

また、実際に子育ての現場にいる人にとっては、こうなってはいけないという諭し漫画となることでしょう。

作中の環境の中で問題になるのが、子供のためにとお金をかける親の姿ですが、それは親の仕事と、養っている状況によって作られるものだと言えます。

ただ、父親の存在に関しては、母親をたしなめる程度のものとして登場し、読者としては、親同士の関連性はどうなんだろうと、疑問を残しつつも、読み込んでしまいます。

つまり、父親の資金源としての充分さが、その母親をなにか子育てのマニアにしてしまい、実際の子供のためになっていないという状況を生み出しているのです。

ただのモンスターという毒親の表現ではなく、心理的にうごめく、子供への嫉妬心と、その羞恥心のはけ口に、あまりに行き過ぎではないのかという、過保護のありかたに、読者ははらはらとさせられます。

そして、読者からすれば、子供をかわいがるという点において、どのようにしたら良いのかというより、お金の使い方が間違っているのではないかと、思わせる、ちょっとした勘違い探しという目的で、読めるものでもあります。

作品タイトルの世界一という点では、確かに恵まれた子供のように思えます。

そして、人間の親として、ここは押さえておくべきという社会的なマナーも見受けられるのですが、実際の毒親の心境としては、子供に負けたくないという微妙ながらも、無駄に思える心理反応が、たしかに興味をそそります。

これらの、毒親としての心境は、実際自分の子供であったら、おそらくないであろうものなのですが、それでも、現代の世の中にこのようなケースはあるのかもしれませんね。

筆者紹介
人物
Suck
はじめまして。Suckです

教育の世界に身を置く【メンタル系教育研究者】

幼少期は明朗快活で好奇心旺盛な男の子だったが、中学受験で勉強し過ぎて、健全な人格形成の機会を逃した、典型的な燃え尽き症候群。

毒親育ちにありがちな『遊びたい』が口癖で、際限なく自由さを求める特徴がある。

現在も家族問題に起因する様々な恐怖症の影響が残っており、日々思考を重ねて改善を試みながら生きている。

家族のことや心の問題など、生きている中で悩んでいる問題に立ち向かうパワーを与えることが記事執筆の目的。

書く内容は一般論をベースとはしません。筆者である私の考えをもとに理論立てていきますので、読者さんには筆者がどういう人間であるかを推察しながら、そこに存在する普遍的な真理を掴みとっていただければと思います。

また教育関連の記事については、自身の経験から、偏差値だけで考えたり、詰め込み式で勉強をすると受験に失敗するという見方を示すことが多いです。

勉強については一番近道は、我流を捨てて素直に学ぶことです。

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