【ギャンブル依存症】中毒患者の賭け方がどれほど馬鹿らしいかを説明してみる

本物のギャンブラーとギャンブル依存症患者

両者は似て非なるモノです。

勝者は限りなく勝利を確実なものに近づけてから戦いに挑む

ギャンブラーにはかっこいいイメージもあると思うんですよ。

さすらいのギャンブラーのように、自由気ままに流れ生きていくだとか、命知らずで危険な賭けに出るだとか。

でもそういうのは、ギャンブラー本人が勝つべくして勝つからかっこいいんですよね。

100%運頼みの、一か八かの賭けに出るのは少し違うわけです。

戦略的なギャンブラーは、勝利に向けて少しでも有利に働くように仕向けておくとか、敗北要因を除外しておくとか、勝つ可能性を少しでも高めておいてから勝負に挑むのです。

そうして手にした勝利は努力の賜物でもあるわけです。

福本伸行氏の漫画『カイジ』などはそんな感じでしょう。

強迫的ギャンブラーは賭けること自体に満足する

しかし強迫的ギャンブラー、またはギャンブル依存症患者は違います。

彼らは勝つ見込みのない戦いをします。

ただ賭け事をしたい、勝負をしたいだけなのです。

パチンコやパチスロで適当な台に座って勝負をするのは、勝てそうな台が見つかるのを待つことができないのです。

そして大負けします。

彼らの財布には、間違いなく大きな穴があいています。

そうとしか思えないぐらいに、お金を次から次に失っていきます。

彼らの元に行くことになったお金たちはかわいそうです。

ろくでもない浪費をされ、捨てるかのごとき扱いを受けるのですから。

簡単なくじに例えてみると分かり易い

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例えば、100円を払ってくじを引き、当たりが出れば1,000円もらえるとしましょう。

この場合、10枚に1枚当たりが入っていれば、ギャンブラーは理論上、損も得もしません。

10回くじを引くために1,000円払っても、10回に1回は1,000円を手にすることができる計算だからです。

もちろん一回目で当たりが出たら得をしますし、何回くじを引いても当たりが出ないことも有り得ます。

期待値はプラスマイナス0円ということで、くじを引くメリットは無いと言えます。

期待値プラスの場合

次に、5本に1本当たりが入っている場合を考えてみましょう。

この場合、5回くじを引くために500円を払っても、5回に1回当たりを引くことが見込めるため、くじを引けば引くほど儲かる計算になります。

この場合くじを無限に引くことができれば、大金持ちになれます。

このような勝ちが見えているような勝負に徹する者もギャンブラーの中にはいます。

彼らがしている勝負はギャンブルというよりは投資に近いものだと言えます。

彼らはギャンブルに対して興奮しません。

ただ冷静に【仕事】として、期待値プラスの行動を積み重ねるのです。

期待値マイナスの場合

最後に、20本に1本しか当たりが入っていない場合を考えます。

この場合、20回に1回にしか当たらないので負けは明白です。

やっと当たりを引き当てて1,000円手に入れた時には、2,000円(くじ20回分)使ってしまっているのが普通なのですから。

この勝負は、期待値大幅マイナスです。

もちろんこの勝負に挑んだからと言って、負けが確定するわけではありません。

運よく1回目や2回目で当たれば、プラスになるわけですからね。

たまたまうまくいくことはあるでしょう。

でも、いつもそうなる訳ではありません。

長い目で見て、ずっとこのくじを引き続ければ必ず損をします。

それが期待値マイナスの勝負です。

自ら進んで負けにいく人

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ところで、上に挙げた中で3つ目の期待値マイナスの勝負を、繰り返す大馬鹿者がいます。

それがギャンブル依存症の人です。

彼らは期待値マイナスの勝負でたまたま勝った時、それは運のおかげでなく自分の実力だと錯覚します。

そして、長い目で見た時に、自分のお金が減っていることに気付かないのです。

彼らは目先の勝負にしか注意が向かないので、期待値がマイナスで不利な状況でも【実力】とやらで、その困難を克服しようと考えます。

だから、高い金利を払って借金してでも、テラ銭を取られても構わず勝負します。

彼らにとっては、その日勝てばそれでいいのです。

大負けしても、次の日にはもう忘れています。

賭けたいだけの人は、どんなに不利な条件でも勝負をしてしまいます。

それは、ギャンブルをすることが依存症の人にとっては、快楽を得る行為だからです。

最終的には勝とうが負けようが、どちらでもいいのです。

この世にあるギャンブルは、全てプレイヤー側が勝ちにくいようにできているので、有利な条件に拘ると、勝負をする機会が減ってしまいます。

だから、そのあたりには目を瞑ってごまかし、己の腕一本で勝とうとし、玉砕していきます。

負けへの行進を始める前に

ギャンブル依存症の人は、賭けへの歩みを始めたら止まれませんから、とにかくギャンブルを己から遠ざけることが大切です。

上記で説明したようなことは、頭では理解できても、行動に反映できませんからね。

悲しいですが、ギャンブルをコントロールして適度に楽しむことができないのが、ギャンブル依存症なのです。

自分のギャンブルを止められない人は、まずは自分が依存症だと自覚し、いったんギャンブルから離れるようにしましょう。

意思の力でやめることなどは不可能な病気なので、できれば第三者を頼りましょう。

例えばギャンブラーズアノニマスに行けば、同じような仲間がたくさんいますので、自分の行動に歯止めをかけやすくすることができます。

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筆者紹介
人物
Suck
はじめまして。Suckです

教育の世界に身を置く【メンタル系教育研究者】

幼少期は明朗快活で好奇心旺盛な男の子だったが、中学受験で勉強し過ぎて、健全な人格形成の機会を逃した、典型的な燃え尽き症候群。

毒親育ちにありがちな『遊びたい』が口癖で、際限なく自由さを求める特徴がある。

現在も家族問題に起因する様々な恐怖症の影響が残っており、日々思考を重ねて改善を試みながら生きている。

家族のことや心の問題など、生きている中で悩んでいる問題に立ち向かうパワーを与えることが記事執筆の目的。

書く内容は一般論をベースとはしません。筆者である私の考えをもとに理論立てていきますので、読者さんには筆者がどういう人間であるかを推察しながら、そこに存在する普遍的な真理を掴みとっていただければと思います。

また教育関連の記事については、自身の経験から、偏差値だけで考えたり、詰め込み式で勉強をすると受験に失敗するという見方を示すことが多いです。

勉強については一番近道は、我流を捨てて素直に学ぶことです。

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