【私の中絶体験談】後悔は今でも…避妊失敗による初期中絶

高校3年生の4月、おりものの不調で婦人科を受診したら、妊娠が発覚しました。

当時の彼氏が相手でしたが、彼に対する恋愛感情が無かったのと、恐らく彼も本気ではなかったので、妊娠発覚と同時にどうするかは、結論が出ていました。

想定内とはいえ、妊娠したと伝えると開口一番「本当に俺の子供なの？」という心無い一言。

街中で電話越しに怒鳴りました、ふざけるなと。

中絶することに決めたとはいえ、当時の私は17歳の高校生。術するにも親権者の同意が必要でした。隠していても仕方がないので、母親に謝罪と共に事情を伝え、一週間後には手術を受けました。

避妊意識の甘さによって消してしまった子供に対して、償っても償い切れない気持ちは、5年が経った今でも勿論ありますし、褪せる事もありません。

当然コンドームは付けていたものの、付けてる事に安心をしていたが故の甘さでした(コンドーム越しの膣内射精だったのでしょう)。

当時、話を聞いてくれた唯一の知人に言われた一言。

「今回の妊娠で反省する事はきちんと反省しろ。合意の元であったのなら被害者面をするな。そしてお前が妊娠出来る身体なんだと、教えてくれた子供に感謝して、同じ過ちは二度と起こすな。」

ぐうの音も出ない程の正論を貰ったお陰で、何とか強く居られました。あまりにも自分が愚かで情けなかったので、友達には妊娠の事をすぐ話せなかったのを覚えています。

術後前にこの彼とは縁を切りました。5年経った今、彼がどんな生活をしているかなんて知りませんが、もう中絶の事は忘れていると思います。でも私は忘れないし、いつかまたもし子を授かれた時には、絶対に産むと決めています。

私に母親になる資格があるかと言われたら、今は有りませんが、いつか授かれたら良いなという儚い希望です。

一個人の意見として中絶は一概に悪い物ではないと思っています。レイプ被害にあった場合でも中絶が悪い事だとされるのでしょうか？

かと言って、中絶をする全ての方が、最低限の避妊をしていたと仮定することも不可能ですから、一概に良し悪しをつけられる事ではないと思います。

いずれにせよ一度中絶をしてしまった事実を一生背負い、望まない妊娠は二度としない。

これが私が子供に教えられた事です。

【妊娠5週目】